トウゴウの裏~店長BLOG

広島市のホビーショップ「トウゴウ」店長のBLOG。お店の情報を語ったり、物欲を語ったり・・・

漫画本自炊のメリット、デメリットの続きのお話

本日は8が付く日の28日。

例のごとくフタバ図書で数冊物色してきました^^

2冊ほど新規開拓し即ハマり、即追加注文しました。

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こんにちわ、店長です。

先日このBlogを書いてから更に思い出した

メリット&デメリットがあったので追記します。

tougou.hateblo.jp

 

 店長は漫画自炊のことを語りだすと止まりませんよ(・∀・)

では続き・・・書いていきます~~

 

漫画本自炊のメリット~つづき

 

・漫画のダブリ購入が無くなる

  前回書き忘れた最大のメリットがこれ。

  漫画を大量に買っていると出るのがダブリ購入。

  店長もダンボール2~3箱分はダブって買ってしまいました。

  しかし、NASサーバーに漫画データを保存し、外部から

  アクセスできるようにしておくと、ダブリは100%無くなります。

 

  書店にて「あれ、この本持ってるかな?」と思ったらスマホから

  自宅のNASへアクセスし、ファイルの有無を確認すればOK。

  この確認方法を始めてから、ダブリ購入は一度も有りません^^

  所有本のデータを直に見れるので間違い無しです。

  
  スマホ上から、このようにNAS内の漫画データを見ることが出来ます。

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  店長所有のNASメーカー「synology社」なら設定も簡単。

  ルーターの設定も特に弄ること無く、外部からスマホアプリ

  「DS File」で自宅のNASサーバーにアクセス出来ました。

  セキュリティも2段階認証できるので、セブンペイより安心ですよw


・難あり、割れ本がお宝になる。

  古本屋でたまに見かける特価品「難あり」「割れ本」

  表紙が汚れた本とか、折り目がついてパックリ割れてしまった本

  通常絶対に買いたくない本ですが、自炊をする側にとっては

  裁断がしやすい優良本になります。

  更に割れ本は特価で販売されてることが多く、お財布にも優しいです^^

  最近の例ですが、ワンピースの最新巻93巻が「割れ有なので100円」

  ということが有りました。

 

・自分のPCに書籍データを保存できる

   Amazone-book等、多くの電子書籍販売サイトはありますが

  ほぼ全てのサイトが 「本を読む権利」を販売しています。

  データの保存は基本的に許可せず販売サイトを通さないと本が読めません。

  つまり販売会社が潰れたら終わりです。

  過去に潰れた会社は少ないですが、潰れると返金処理で終わりで

  本のデータは見ることが出来ません。

 

  唯一の例外は「マンガ図書館Z」という電子書籍サイトです。

  このサイトでは購入後PDFファイルのダウンロードが出来ます。
www.mangaz.com

  

漫画自炊のデメリット~つづき

・紙の本に触れなくなる。

  店長も最初はそうでしたが、「本は紙の本がイイ!」という人には

  裁断してデータ化し、読むいう行為はオススメできません。

  タブレットやPC上の「画面」で読むのは漫画じゃないいぃぃぃぃ。

  こればかりはどうしようも有りません(´・ω・`)

 

・初期投資&定期的なコストがかかる

  自炊を始めるには結構な初期投資と、定期的なコストがかかります。
  
  最初に買う機器として(店長の例ですが)

  • 裁断機 Durodex 200dx
  • スキャナー ScanSnap iX500
    コチラがセット価格 81,000円(3年延長付き)

  定期的に必要なコストとして

  • 無水エタノール(1,000円位)
  • キムワイプ(142円)
  • 交換用ローラー (7,500円位)(頻度は50万枚に1回位)
  • 裁断機の受け木(800円位)(1000冊裁断で交換)
  • 裁断機の刃を砥ぐメンテ (7,980円+送料(120サイズ))(5000冊位が目安)

    このように、初期8万、定期的にも結構なお金がかかります。
    店長の目安ですが所有漫画が1,000冊を超えている方は
    セルフ自炊に手を出していいかな~と思います。

・データが消えたら終わり

  自炊データを自宅PCに保存できる。

  一見、良いことに思えますが、データが消えたら終わりです。

  データが消えたら終わりです。大事なことなので2回言いました。

  なので、自炊を行おうという方はデータ保護を最重要視して下さい。

  最低でもミラーリング、できれば3重化位のバックアップをしましょう。

 

・自炊はかなり面倒くさい

  今まではイイことばかり書いてきましたが、自炊はかなり時間のかかる作業です。

  1冊の本をデータ化するには、ざっくりと工程を書くと

  1. 本を裁断し、本のゴミを払う
  2. スキャンモードをカラーへ変更する
  3. 表紙、カラーページをスキャンする
  4. スキャンモードをグレースケールへ変更する
  5. 残りの本をスキャンする
  6. 編集ソフトで表紙データーを切り取り、整える
  7. タイトル、作者名を入力する
  8. 不要ページを削除する(白紙ページ等)
  9. 保存して完了

  どんなに手慣れた人で1冊5分~10分

  不慣れな人だと、もっとかかるかもしれません。
  (本の途中にカラーページが混ざっていると、もう少し時間がかかります)

  自分の場合は、裁断とスキャンは完全に切り離して作業をしますが

  それでもスキャンには膨大な時間がかかりました。

  自宅で裁断した本をリュックに背負いお店に持っていき

  店番の合間にスキャンをする・・・というスタイルで行い

  1年6ヶ月で約10,500冊をデータ化しました。

  正直、好きじゃないとやってらんない作業です(´・ω・`)

  又、何冊かに一回は清掃作業も必要です。

  ホコリをはらい、キムワイプエタノールを付けて拭き掃除

  この作業、面倒ですがやらないと縦スジが入ります。

  

という感じに、自炊のメリット&デメリットの続きを

思い出すがままに書いているので、また思い出したら書いてみます^^